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褒めるって大事なこと

こんにちは。サカキです。

今日は仕事の話。

会社員になると遅かれ早かれ後輩ができて、自分が指導する立場になりますよね。

部下に気持ち良く、そしてモチベーション高く仕事してもらって、良い結果を出してもらうにはどうしたら良いものかと言うのは、上司の永遠のテーマかもしれません。

私も指導する側として、これには常に悩んでいましたね。

でも、子供が生まれて触れ合っていく中で、実は「子供と親の関係」は「上司と部下の関係」と非常によく似ているんじゃないかなと思うようになりました。

例えば、子供が今までできなかったことに、初めて成功したときはやっぱり親もうれしいですよね。

ご飯を全部食べたとき、初めて立った時、自転車の補助輪が外せたとき、いろいろな場面があるかと思います。そういったとき、親は「すごいね、えらいね、がんばったね」と褒めるもんだと思います。

褒められると子供もうれしくて、もっとできるところを見せたいと思う。普通のことです。

では逆に、初めて自転車に乗れて喜んでいる子供に「時間かかりすぎ、ほんと出来ない子だね。自転車乗れたくらいではしゃぐんじゃないよ」と声を掛けたらどうなるでしょう?

せっかく自転車に乗れて喜んでいた子供の気持ちも、ダダ下がりですね。(書いているだけかわいそうになる…。)

でもこれ、上司と部下の間でも全く同じだと思いませんか?

褒められて嫌な気になる人はいないのです。「褒められて伸びるタイプ」とか良くいう子がいますが、それ、普通のこと、みんなそうです。

ダメだしされて伸びる子は、相当変態です。私、さかきはそのタイプでしたが、最近はめちゃ撃たれ弱くなってすぐヘコみます。若い時は、優秀だねとか言われると、本当はそんなこと思っていないくせにとか変に裏を読んでいましたが、本当に優秀だと思ってもらえるように頑張ろうと思っていましたし、逆に、圧力で従わせようとするタイプには反抗的で、こいつ能力ないくせに偉そう。業績で上回って、その口塞いだる。と思うタイプでした。

部下に対して高圧的に言っても良い影響を与える可能性があるのは、スティーブジョブズやビルゲイツといった圧倒的な実績と才能がある人だけだと思うのです。

とはいえ、圧倒的な実績と才能があっても、傲慢な人は嫌われると思います。少なくとも私は、才能に優れてその人についていけば将来必ず成功することが約束されていても高圧的な人は嫌です。人はいいけど才能はない人の方を支えたい。

二番煎じで名を上げるよりも、無名のところで才能を発揮して先駆者になりたいという意思もありますが…。まぁこれは人によりけり。有名な〇○のところで、仕事をしているということをアイデンティティとしている方もいると思いますし、社会的信用も有名なところの方がありますしね。

論点がそれてきましたが、つまり何が言いたいかというと、人を伸ばすには褒めることが重要ではないでしょうかということです。感謝の言葉を発するということを付け加えれば完璧です。

褒める点ってなんでもいいと思うんですよね。

「人より仕事に時間がかかって、結果も出ていない人」なら「人より仕事に向き合っている時間が長い、いずれ結果に結びつく」と変換して、コツコツ頑張っている姿は偉いね。今は結果が出ずにつらいかもしれないけど、1つ上手くいくと今の経験が生きるからね。とか

自分より仕事ができている人になら、○○の仕事ぶりはすごいね。自分よりもはるかに優秀だよ。自分は課長どまりだったけど、○○ならもっと上に行ける。この調子で頑張れ。とか

褒める側の訓練も必要ですが、自然にできるようになると良い上司になれると信じています。

感謝の気持ちを発するというのは、やることが当たり前の仕事であっても「ありがとう」というということです。

なんでもいいです。コピーをもらったら、ありがとう。コピーって枚数増えると時間がかかちゃってね。いつもやってくれて助かります。とか一言添えるだけで、だいぶ違う。

わずかな機会を利用して会話すると、人間関係も変わってきます。

人間なんで、気持ち次第で仕事の質が変わるのは当然。良い人間関係を作ってみんなで良い仕事をしていきたいとそう思います。

今、子育てで感じているこの気持ちを忘れないよう、記事にしてみました。

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